秋深まる北鎌倉で古式の茶礼を堪能
10月24日 大本山 建長寺 四ツ頭茶会に参加

四ツ頭茶会というと、京都の建仁寺さんを思い浮かべる方が多いと思います。ルーツをたどれば茶祖 栄西禅師(ようさいぜんじ)が開山したころはこのお寺も比叡山から天台密教の色彩濃く、鎌倉五山第一位の巨福山 建長寺さんの開山 蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)禅師が11代住職として入寺したころから純粋禅寺院となりました。建仁寺と建長寺のこれが縁です。建長寺の四ツ頭とは開山忌(8月24日)の際、開山和尚の頂相を中央に掛け、斎座(昼食)の後、続いてお茶を頂くという法要です。四ツ頭茶会ではその後半の喫茶のみが独立して行われます。

建長寺の四ツ頭茶会は毎年10月24日に行われます。当日は全国から500名の茶人が参加するので、茶道教授らしき匂いがムンムンの独特な人々が醸し出すオーラに包まれています。私もこのたび社中より2名つれまして参加致しましたが、御僧侶達の美しく整然とした振る舞いと上質なお香の香りにしばし陶然とし、鎌倉時代に時間遊泳出来た心地がしました。遊泳と言えば、侍香(じこう)の御僧侶がお焼香するさいの所作はまるで宇宙空間を遊泳するジョルジュ ドン!失礼ですが「ボレロ」をBGMにトウシューズをはいて頂きたい美しさです。(いろいろなご意見もあるでしょうが、私は大好きな瞬間でした)きっと初めての方ならそのユニークさに目が点になるかもしれません。

四ツ頭とは元々4人の正客と32人の相伴客をもてなすためのお茶会で4人の供給(くきゅう給仕役の僧)が2人づつ2組になって茶菓の運びをし、器の縁高には1名分づつ建長寺の梵鐘の形のお干菓子一対と1口大の甘辛く煮詰めたこんにゃくが入っていました。

 

 

 

 

 

 

その後よくご本尊のお供えなどでみる天目という台に乗ったお茶碗に抹茶の粉が入ったものが運ばれ、受け取ったら右膝前に一端おいて浄瓶(じんびん)というお湯の入った唐金のポットと茶筅を持って入室する供給を待ち、4人の正客以外には供給さんはそれぞれ中腰のまま差し出したお茶碗の中にお湯を入れて茶筅で点てます。あの姿勢は辛そうです。結構このためにお坊様もジム通いしてたりして(失礼!)

お茶を頂き退室すると当日鎌倉に本家をおかれるお流派のお席2つと中国茶席、美味しい点心を頂いて帰途に。でも私たちまっすぐ帰るわけないですよね。サロンコンサートも開ける素敵なカフェレストランで美味しいケーキと女性3人で白ワインのボトルを空にして帰りました。あ〜楽しかった。忙しい筈のウィークデイの昼下がりに秋深まる古都の名刹でお茶会に参加出来る贅沢!関係の皆様の美しい笑顔やおもてなし、全てが心を満たしてくれた一日でした。有難うございました。合掌

(ご協力) 高井宗務総長様  (参考)建長寺と鎌倉の精進料理(学研)

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