美術館ツアーと限定ランチ

宗羅茶道教室 夏のセミナーはお洒落でパワフル! 2006.8.20

午前11時三井本館タワー7階三井記念美術館エントランス集合

今月は茶室から出てまず5日に鎌倉で陶芸を体験しましたが、本日は日本橋で美術鑑賞とグルメです。この度の企画展は“美術の中の「写」技とかたちの継承”という世間で贋作騒ぎがおきた頃と時を違えず挑戦的ともいえる絶妙なタイミングで行われたもので、茶道具も多く見応えある素晴しい催しといえます。私がそもそもこの企画展を是非社中の皆さんにお見せしたいと考えたのは「写」を単純にコピー=オリジナルに対する冒涜=犯罪の図式が出来る西洋的な価値観と、和歌の“本歌取り”という言葉に象徴される芸術の形をかりて作家の心に触れるプロセスが最も重要で、本質の継承と写す作家の創意による発展を遂げることこそが「写」とする日本的な価値観とは全く違うと考えるからです。私たちは白黒はっきりさせなくては済まない欧米的な考え方一辺倒に毒されてないでしょうか?勿論私は贋作をここで肯定するつもりは全くありませんが、グレーゾーンのさらにグランデーションを遊ぶ余裕が日本人のDNAにあるということを、「物まね上手な日本人」と多少軽蔑を込めて言われた時の理論武装として知っておいて頂きたいと思います。ま、そんな前置きを述べてから館内ツアースタートです。まずは企画展の案内ビデオを鑑賞します。この鑑賞室は木のぬくもりのある落ち着いたインテリアで素敵です。

展示室1〜3までは「そのまま写す」というテーマで中国の宋時代の青磁を諏訪蘇山が写したり、三井家の後援を受けていた円山応挙の作品をを三井家の当主達が写したり、孫次郎の能面とその写し等があったりと、全てが重要文化財や国宝に指定されているコレクションの凄さと当主達の眼力の高さ、自らも絵筆を握る素養の大きさに圧倒されます。また展示室4〜7(6は自然を写す)が学芸員の皆様の実力の見せ所、応用編とも言える「変化を加えて写す」でした。それぞれに「図様を転用して写す」とか、「異なる素材を使って写す」とか、「装飾を使って写す」、「小さく写す」(これは可愛い!)etc .写しの可能性を網羅した企画展と言えます。館内は勿論撮影禁止ですからお見せ出来ませんが、9月3日まで開催されてますから皆様も是非いらしてください。
※右上の写真は参加者とエントランスで撮影したもの。帽子を冠ったのが私です。美術館のスタッフも教育の行き届いた親切な女性ばかりでした。お世話になりました。


35階の絶景オールデイダイニング「ケシキ」で限定ランチ。

ミュージアムショップに寄ってちょうど予約の時間12時半となり、一同エレベーターで35階のレストランへ向かいます。当日は有名なパティシエの特別なデザートも頂けるということから同じコースをオーダーし、キーンと冷えた美味しい白ワインで乾杯した後もお料理が進むごとにワインも変えながら楽しみました。レストランの名前通りのガラス張りのほとんど全方位パノラマで景色が楽しめるテーブルで、私が本日の美術展の鑑賞リポート、総評を発表すると皆さんも各自感想を述べ、それから夫々の2006夏の体験記(懺悔?)を語り合い、美味しいお料理とワインがどうも私たちをいつも以上に饒舌にさせてくれたようでした。特にジュエリーデザイナー佐竹さんのイスタンブール、パリ買い物紀行は面白かった!日本のマダム達は本当に元気ですよね。
お食事が済むとそれぞれ家路へ。9月2日に茶室での再会を楽しみにしながら。
※左上の写真はテーブルでの私たち。コースのお料理を撮影する筈がワインで酔っぱらってすっかり忘れ、結局前菜の後の冷たいサツマイモのスープと、例のパティシエの「蜂蜜の香り漂うカリフォルニアの大地」というお菓子だけでした。その間アミューズやメインの琉球豚のロースト(絶品!)とイサキのグリルなどはうっかり食べてしまいました。

召し上がりたい方は マンダリン オリエンタルホテル 東京 に電話して予約いれてください。
03-3270-8800

 

 
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