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 2007年3月31日
 
3月は毎週末催しが続いたため、31日までお稽古がありました。年度末ということもあり経営者のみなさんの中には欠席者もありましたがアイルランド大使館の職員の方と欧州委員会の代表部の方、そしてそのお友達という国際色豊かな見学者を迎えて楽しいお稽古でした。天気予報では次の4月1日が今年の東京の桜の見納めということでしたので、水温む春の取り合わせと「道成寺」を題材にした道具は本日使い尽くそうと試みました。春爛漫の道具組は外国からの見学者の方にとっても大いに印象的だったようです。  
 
 
 2007年3月24日
 
さてこの日は私にとってチョット事件な日です。毎年御家流のご宗家によるお献香式が鎌倉の鶴岡八幡宮にて催行されるのですが、ご宗家のお母様や鎌倉八雲会の皆様の強いおすすめでこの年になって大振り袖を着て香手前をすることになりました。二十歳の成人式は何かと日本的なものに囲まれていた環境に反抗して宝塚の男性役のように、ベルベットのタキシードを注文して着くずして出席しましたので怒られて大振り袖はとうとう作らずじまいとなってしまったので実際もっていませんでした。その代わりに後になってパーティ出席用の小振り袖は幾つかつくりましたが・・・ということで、会員の益子さんがお家に代々伝わる家宝の大振り袖を貸してくださり、ご宗家のお母様がそれは溜息の出るような美しい丸帯を貸してくださり実現しました。当日ご宗家がご本殿でおたきになった天下の名香「青葉」もそれは馥郁と言葉に尽くせぬ芳しさでしたが、噂を聞いていた全国の会員 の数名が本殿手前の大銀杏脇の階段で撮影の為に待てくださっていたり、チョットした反響でした。ということでここにご披露します。そこで年齢を気にして少し躊躇した私にお香仲間たちはこう言って私を慰めてくれました。「あら90越えて宇野千代さんも着てたんだから、大丈夫よ!」本当にいい人ばかりです。
 
 2007年3月21日
 
3月21日は表千家不白流清風会初代会長幽松斉秋本宗意先生の17回忌追善茶会が音羽の護国寺であり、社中の杉原宗白さんと林義郎さん、大野智子さんと出かけました。境内の桜の花もほころびかけて「徒然草」の「花は盛りに月は隈なきをのみ看るものかは」の風情です。最初に本日のメインのお席に入って会長先生のお写真に手を合わせて懐かしい思い出のお茶道具の数々を拝見しながらお茶を頂きました。秋本先生の1番の思い出はまだ先生がご健在で私が10代のころ、目白の椿山荘の蛍のお茶会に伺った時のことです。先生は池に浮かぶ素敵なお茶室の靴脱ぎ石の傍らにお立ちになり、草履を脱いで入席しようとする私に「危ないから私の肩におつかまりなさい」とおっしゃってくださいました。私は何も知らず「なんてご親切なおじいちゃま!」と喜んでその逞しい肩を拝借しました。遠くからご覧になったおばさま方は「まあご宗家の肩を拝借するなんてまったくどこのおひい様!(お姫様)」と大顰蹙だったようですが、私はご厚意のみに感謝して意に返しませんでした。まあこの「鈍感力」が今日の私を支えてくれているんでしょうね。その後は月光殿という広間で思い出のコレクションを拝見したり、お弁当を頂いたり、お日柄もよく人も沢山みえていたので、思いのほか時間が掛かってあと1席広間のお席に入って護国寺を後にしました。最後のお席は今年の4月に椿山荘で師範披露をする初々しいお弟子さんたちの度胸付けの為のリハーサル席でしたが、お道具もおもてなしもとても素敵で本番が楽しみなものでした。私達は境内を離れると常のとおり麦のお酒で乾きを癒し、帰途につきました。
       
       
 
 2007年3月19日
 
この日は午前10時20分に品川プリンスシネマで社中の山田真美さんと待ち合わせし、プレミアム館で話題の「パヒューム」を鑑賞。二人とも恐ろしいほど同じ感動を憶え、衝撃を受けました。たった一つの無駄も無く匂いも香りも溢れかえるように五感に直接届く作品です。私たちにとって今迄の長く幅広い映画鑑賞歴の中でも燦然と輝く名作でした。それから二人の怖〜い独白。「主人公の役者はあの若さでこの映画をとり終えたら他に出ずにひっそり消えて欲しい」なんて本性丸出しの残酷なコメントも出てしまうほどのうまさ。名優ダスティン ホフマンとの掛け合いも決して負けておらず、台詞の少ない分とても難しい役なのに本当に素晴しくこなしおており、このキャスティングの成功は監督自身のインタビュー中でも手放しで喜びが語られていました。私は約10年前、世界的にベストセラーになった原作を実は読んでおり映画化を心待ちにしていました。山田真美さんのブログをご覧になるともっと詳細が語られており、面白いです。ただ一つ申しておきますが見る人によっては人生観ががらっと変わるほどに深い映画ですから、それなりに覚悟してお出かけください。(お勧め度★★★★★)
同日4時半から三田のオーストラリア大使館にてマレー マクレーン大使とHISの澤田会長との対談をコーディネートするため着物に着替えて出かけました。外交官オーラを発散する魅力的な大使と、元祖カリスマ起業家で幅広い支持者を持つ澤田会長の対談ですから面白いに決まってます。HISは店頭公開後にいち早く豪州ゴールドコーストにホテルを建設したり、豪州から日本への観光PRとより日本旅行の魅力的なパッケージをつくる等両国の友好関係強化に尽力する企業です。内容は(社)日・豪・ニュージーランド協会のニューズレター4月号に掲載されますので、ご覧になりたい方は是非会員になってくださいね!

 
 2007年3月17日
 

この日は港区国際協会主催の定例講演会で、スピーカーを務めました。お茶に関する話なら何でも自由にテーマを選んで良いということでしたからブームにあやかり「茶の湯でアンチエイジング」という受けそうな題目で1時間お話をしました。但し英語で。ちょうど1時間でお話を終えますと質問が出ること、出ること。このたび協会にご紹介くださって、当日コーディネーターもつとめてくださった作家の山田真美さん曰く「今迄で最も質疑応答が多い講演」だったそうです。 当然のことながら質問は英語でしたから英語で答えなくてはなりません。日本人は一般的に語学が苦手といいますが、ここは全く別世界で、やはり70近く大使館のある区の主催する会に所属する方々はネイティブばりの語学力の持ち主ばかりでした。


ドクターや大学教授、茶道サロンのオーナーなど聴衆の方々も様々

この会のご案内文はこんな具合でした。講演の後のお茶会も和気あいあいとしてとても楽しく、幾つになっても向学心旺盛なことこそ実は“アンチエイジング”の秘訣なのでは。。。と実感した至大です。

さてその晩男性はブラックタイ、女性はイブニングドレスのダンスパーティに招待されており、講演会から帰った私はお風呂に入ってメイクとヘアーを直してドレスに着替えました。アイルランドのセントパトリックデイ(3月18日)を祝ったこの催しは実にゴージャスで楽しいものです。我がテーブルは男性が全てウェスタンガイ、従ってジェームスボンドのようなタキシード姿ばかりで格好のよいこと、よいこと。女性はまた日本美人ぞろい(キャラクターはコスモポリタン)で和服の方が2名おられました。桜の開花を意識して、お二人ともピンクの訪問着がとてもお似合いでした。普通なら私もトレードマークの着物を着て出るのですが、エスコート役のハンクがどうしてもドレスを着て出て欲しいというのでマーメードラインのブラックシースルーでビーズ刺繍が全体に施されたチョット凝ったデザインのものを選び、アイルランドに敬意を示してナショナルカラーのグリーンのアクセサリーを身につけて出かけました。会場は恵比寿ガーデンプレイスのウィスティンホテルでしたが、到着してシャンパンを手にするや否や主催者側のマダムが走るようにしてご挨拶にみえてくださり、「貴方が今夜のベストドレッサーに違いありませんね」と耳打ちしてくださいました。大成功!但しいつも着物だからと断るダンスも断る理由がないから、踊れるだけ踊り美味しいお料理とワインやアイリッシュウィスキーなどを心ゆくまで楽しみ、会場を離れた後もタキシードとドレスの一行は六本木のアイリッシュウィスキーのスタンドバーを延々とハシゴして朝帰りとあいなりました。こんなときいつも思うけれど本当に私たちってタフ!コマーシャルではないけれど「明日があるから」なんて帰ろうとしようものなら「だれにでも明日はあるんだ〜それがどうした〜」なんて怒られそうでいえません。ていうか、いつもそうやって怒るのは実はわ・た・し!