バブル越えした好景気を享受する幸せな人々の笑い声が聞こえてくる一方で、
現代人の「心の闇」の深さを露呈した陰惨な殺人事件が多発した2017年でした。
またノーベル文学賞を受賞した日系イギリス人のカズオ イシグロが描く世界観は、
辛い現実さえ湿潤な空気で包んで、仏教でいう諦念に似た日本的「折合い」こそが
広く海外の人々にも評価されていたという事実を私たちに知らしめてくれました。
2018年はいったいどのような年になるでしょうか?
確実に成熟期に入ったこの国にあって、例えば「幸せ」について
今一度真剣に再考すべきであると思います。
多様性や異能の人々に謙虚に学び、無益な争いを回避してAIを上手に取り込み、
豊さを実感できる社会にして行こうではありませんか??
2018年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。